こんばんは。お疲れ様です。
愛猫おとめ。
愛称おっちゃん。
出会いは9年前にもなりました。旧ダイアリーを見てうわ~。お客様とビオラたち集まって来る子来る子、とりあえず必死な若い自分に言葉もねぇ。言葉を選んでがんばって書いてるなぁ。
昔、看護師さんにおっちゃん?(笑)と笑われましたが、いや、おっさんのおっちゃんじゃなくて、おっちゃん!と、爆笑したこともあります。
お。前にアクセントです(笑)
ま、それはよいとして(^-^)
おっちゃんは、水曜日に、6回目の抗がん剤を終えました。
奇跡といって良さそうです。
実感がなんだか出てきました。
「奇跡は起きない」と思っていたので。
こんなことが起こるとは思っていなかったので。
おっちゃんの乳がん転移「肺転移」4ヶ所。
肺転移です、X線画像で肉眼で見る限り、完全消失しました。
前回も、消えた!と判断できるまでになりましたが、今回は木下先生に「健康な肺だ!」と言わしめました。
つか、先生、「卒業おめでとう!」とか言うのでびっくりしましたよ(笑)
6回目、卒業おめでとう!!だそうです(^-^)
え?そうなんですか??そうなんですね!!と、そんなにこの結果が凄いこととはほんとに実感がなくて。
つかつか、先生、ずっとしゃべってました(笑)
というのも、
うちのおとめを「症例にする」とのことです。
いや、さらにびっくりしました、え??まじですか?えーそうなんですか??って(笑)
藤井先生の、オペ前の毛がりした時の写真がほしい~!とおっしゃってましたが(笑)
すぐ死ぬて思ってたやろうに~みたいな(笑)
もう、この領域に入ると、あたしがしのごの突っ込む事はない病気と治療で、ぴあのの化学療法をしていただいた信頼もあるので
すべて先生に任せていましたし、猫の乳がん=死。のレベルで、末期ガンと闘わせることなく
どれだけあたしたちが、おっちゃんのQOLを大切に残された穏やかな時間を過ごすことができるか
それに尽くす事を第一に治療に入りました。
おっぱいの悪性腫瘍が、見事に脇のリンパ節を通り、肺までさらに見事に転移していましたこともあり
2回、欲を言えば3回打てれば・・・とおっしゃっていましたから
まさか、副作用も一度も起こさず、腎機能もがんばれたまま、いつも通りのQOLを保ったまま、こんなミラクルな結果になるとは思っていませんでした。
先生はもちろん、外科処置をしてくださった藤井先生もでした。
外科はナナ動物病院の藤井院長が切除してくださり、すぐに化学療法を専門とする木下ペットクリニックの木下院長へバトンが渡されました。
早いんです、この方たち(笑)
どれだけあたし、先生方の横の繋がりに助けられてきたか・・・宮医大への転院も早い!
おっちゃんのオペ後、すでに藤井先生が木下先生へメールを送ってらして、すぐ化学療法へと。
術前検査で、藤井先生の所で、すでに肺に転移があることがわかっていたので・・・。
藤井先生から今すぐにでも電話してみてってメールは送っといたからって(笑)早いっ!
退院後、となりにおっちゃんを乗せたまま駐車場で、電話した木下先生も、やりましょう!と(笑)早いっ!
そもそも、もう両先生方、あたしが化学療法へ移らない選択をしないのを分かっているかのような・・・お、おーい(笑)
でも、この判断の早さ、そして医師同士、医師患者同士の信頼関係がおっちゃんのミラクルの医療的な要因の第一歩だったと思います。
あたしでなければ、先生方もかなり慎重にインフォームドコンセントをされると思いますが・・・お、おーい(笑)
しかし、先生方がここまですぐに動かれるという事は、そうであるべきだ、今それをすべきだ、トライしてみるべきだと思えました。
決して不安がないわけではなく、絶望です、飼い主からすれば。
信頼です。
あたしの犬や猫はぶっちゃげ、藤井先生と木下先生以外で死なせたことはありません。
死なせたことがないって表現おかしいけど(笑)
先生方でダメなら、ダメだったんだと思える治療を受けさせてくださっているからだと思います。
みなさんもホームドクターへの信頼はそうでしょ?(^-^)セカンドは受けたりもするけど結局はそう。
んで、おっちゃんの次に藤井先生で、ばんびの「角膜潰瘍」「角膜フレグモーネ」と腎機能維持の皮下点滴に行ってきました。
藤井先生に、おっちゃんの事を報告すると、ええ??ほんとに?!あのあれが?みたいな(笑)お、おーい
そ、そうなんですね!やっぱそうなのね!って(笑)
症例したいって言ってましたよ~と話すと、外科処置はあたしがしたから、カルテ見直しとくし、カルテのコピーならどうぞ!だわ!と、藤井先生もとても驚き、喜んでくださいました。
寛解期が長く続くといいわねって。
えーと、角膜潰瘍については今日は割愛。
これは老齢であるからではなく、若年でも発症しますし犬種によって好発犬種もあります。
まずネット検索さると思いますが、実際にうちのばんびは、こんな感じなんだよ、こうなるんだよ、こうしているのだよっていう事はお話して良いかと思います。
これは老齢であるからだけではなく、若年でも発症する病気ですし、犬種によっても好発犬種もあるので。
腎機能は老齢による腎不全で、皮下点滴で腎臓の助けをしています。腎臓は壊れたものは治りませんので、助け、かな。(猫はもっと長く持つけど)
いつも誰かの何かの時の助けになればと・・・そう思って病気のことは書いています。
うちのいとうが、のんきでバカなのに、こう言います。
今、病気とかで治療している子達へおとめちゃんのことが励みになってくれたらうれしいと。
その気持ちは全員一緒です。
あたしは、その中でも、ぜひ、あきらめるにはまだ早いことがやまほどあるという事を、身をもって我が犬、我が猫をもって
お客様にお伝えしたい。
先に旅立ったうちの子達はいつも「財産」を残してくれるのだから。
藤井先生に、岡さんは、お客さんやこれからの子達に、るんるんちゃんが教えてくれた事を伝えられる人だよね!と、るんるんが亡くなって泣き崩れるあたしにおっしゃいました。
るんるんが死んで、実際自分で本当に思うようになりました。
意識している訳ではないですが、詳しいよねって聞かれることもあったり
いや、うちの子たちが教えてくれたことだよと。
たくさんの犬たち猫たちと一緒に生きてきたから、生きてるからだよ~。と。
おっちゃんも、猫の乳がん(乳腺腫瘍)の経験を与えてくれています。
ばんびは、ここまでの長寿と角膜潰瘍という病気を。
あ、病気に限っての話よ(笑)もっともっとすさまじいものをみんな毎日惜しみなく与えてくれていますよ(笑)
ばんびさすが!!
あたしも、はじめての「コンタクトレンズ」を装着!!
いや、喜んでないですよ・・・それだけ角膜が剥離し、危ないという事です。
メニわん書いてあったので、メニコンが作っていると思いますが、ソフトレンズであたしたちが使うくらいの大きさがあってびっくりしました。入るの?みたいな(笑)
ばんびは、白内障で視力はほぼありませんから、視力の温存というより
コンタクトを使用し、点眼を続けつつ、どう眼球の温存をするかです。
目のことは、かんなが緑内障で嫌というほど教えてくれましたが、また違う病気ですので、ばんびにも、もうなにも闘わせることがないよう頑張りたいと思います。
猫ちゃんの乳がんは、実は、この治療法が良いと言える証拠。のない病気だそうです。
先生たちが使う言葉では「エビデンス」英訳そのままですけど。
木下先生も、奇跡的に寛解期を迎えることができたおとめに、かなり悩んでらっしゃいます。
エビデンスに基づく治療の確立ができていない病ということではないでしょうか。
それにはたくさんの研究や症例が必要になります。
うちのおとめは、その中でもごくレアな症例として、これからの猫ちゃんの乳腺腫瘍の医療へ貢献できます。
何億個の何乗という数であった、おとめのがん細胞は、今10個とか5個とか2個とかまでになってます。
でも、こいつらは、今使用しているカルボプラチンという抗がん剤に耐えましたので、カルボプラチンに耐性を持って次また分裂しておおきくなってきますのでカルボプラチンの効果は期待できない。
やはり、次の策を今日も話はしました。10日後の検査で、また決めます。
あたしは、もう一回二回、カルボプラチンで攻めるのではないかなと・・・
カルボプラチンが使えなくなると、次はかの有名なドキソルビシン・・・ふぅ、あとは抗がん剤ではない分子標的薬。
でもとりあえず「卒業おめでとう!おとめちゃん!」ですヽ(・∀・)ノ
みなさん、ぜひ、毎日愛犬愛猫、自慢してください、ほめてやってください(^-^)
あらーーー!!今日はシーツでしっこできたねーーー!!天才すぎる、びっくり!!
あらーーー!!きれいなお目目して、可愛すぎるよどうしよう!!
あらーーー!!高いところに登れた??すごすぎ!!オリンピックでれる!!
なんて、ばかみたいなことですけど
あとあと、できなくなることばかりです。
今、当たり前のようにできていることが、だんだん、だんだん、または突然失われたりします。
毎日、自慢して、ほめてあげてくださいヽ(・∀・)ノ
どうだ!!うちのおとめはすごいだろう!!
どうだ!!うちのばんびは来週18歳だぞ!!
死ぬ間際になってどうだどうだ言っててしょうがないですけど(笑)
でわまた
ぜひともお願いがあります。
犬猫ともに、乳がんは9割予防できます。
90%です。
これが2割ならですけど、9割!
女の子、「1歳未満の避妊手術」で、乳がんも予防できます。
欲を言えば、初ヒート前です。
望まぬ妊娠を防ぐこと、子宮や卵巣の病気を全く無くすことのみならず
悪性度の高い固型がんのひとつ、固形がんは転移します、そして根治のできない「乳がん」が予防できます。
ぜひ、女の子お父さん、お母さん、今からでも子宮や卵巣の病気にならない(なるはずはないです、摘出しますから)ためにも
乳腺を摘出するわけではないのに、1歳未満の「子宮と卵巣の摘出術=不妊手術」で9割リスクを減らせる避妊手術をぜひ、お子にご検討ください。
老齢になり、ただでさえオペの難易度や条件が上がり厳しくなるのに
病気になってから慌てて、さらに原因となる子宮や卵巣の摘出が必要になることも多々ありますし
犬も猫もですが、死因の第一位は「ガン」です。