ペットショップ・るんるん

DIARY

題名:Tomorrow never knows

2014年05月26日 by おかぴ

こんばんは(^-^)

お疲れ様です。

みなさん、犬や猫の飼い主になるってどういうことだと思います?

犬や猫を飼ってから(まぁ、おうちに来てからとか)がスタートラインなのかな

もしくは、犬や猫の老い、病い、死に対峙した時なのかな

なんて、まーた犬屋の社長がボソボソと考えている今日この頃なんです。

土日はこいぬ達に会いに来てくれるお客さまも多いですし、最近は「子犬が来ることになったけど(もしくは)来たけど、どうしたらいいか」のお客さまがグンと増えてます。

はまだ大忙し(笑)

そんな片方のお客様にご説明しながら、後ろでほかの方が聞き耳を立てている、学んで帰るみたいな(笑)

ま、ぶっちゃけ、「飼育説明の義務を果たしていない販売業者」が法律違反。

つーか、自分たちのこいぬを、よくもまぁ、飼育説明もせずに渡せるもんやわ・・・今に始まった事ではないけど、どうすんの、その子。どうすんのさ!その飼い主さんたちはよ!犬も猫も人間も!みんなが困るやろ、てんやわんやでどうしようもなくなったら、最悪の結果もあるんだよ。だからいつまでたっても、ペットショップ最低なんて言われんだよ。情けなくないのかよ。

当たり前のことを当たり前のようにしない、当たり前の範囲が違うのかな・・・でもちゃんとしてよ・・・とため息がでます同業者として。

ごはんの量もとんでもない量をあげようとされてた方もいるし。なんか最近そんなの日常茶飯事。

プードル、プードルがですよ、トリミングの必要な犬種だと知らないだとか

トリミングよりもまず、予防注射をはじめとする4代予防すら、なんですか?

書くまでもないかもしれませんが

犬の病気4代予防

1.狂犬病ワクチン接種

2.混合ワクチン接種

3.フィラリア症予防

4.ノミ・ダニ駆除・予防

猫の病気予防

1.混合ワクチン

2.ノミ・ダニ駆除・予防

3.ウイルス感染チェック(こっちが1かも。白血病がある子には白血病のワクチンは打たないから)

でも、こいぬが来る前からがもうスタートラインに立ってるんですよね。

走り出す前に、やっぱり、ウォーミングアップですよね。出来るだけご自分たちで準備されると思います。

お話しさせてもらっても、あまりにも浅はかすぎるとか、衝動的であるとか、ペットを飼ってはいけない場所や、ペット不可の賃貸で飼うとか(ま、いろいろありますが)そういう方々には、うちの子らはお渡ししてきてないつもりではいますので

ペットを飼う方へのブーブーは控えますが(笑)しかし、いろんな方、ホントにいるんですよ(^_^;)

というより、飼う方を変えないと、私たちが。変わってもらえるんですよね、たとえうちの子でない子でも、うちの子を選んでもらえなくともです。誠意を持ってお話しすれば。(ダメなときはダメですが(^_^;))

ここは必ずぶれさせてはいけない、ペットショップるんるんの軸なんです。

おうちにいって、説明してもただでさえ、てんやわんやなのに(笑)スムーズに犬や猫との生活をスタートさせてほしい。困らないように、そして困ったらすぐ相談もらえるように、そしてそれからもずっと。

だって、ただ売れば、渡せばいいって事なんか、こいぬこねこは寝てるだけでかわいいんだから、近所のおっさんでもできるわ(笑)

どれだけ、一番初めに、飼い主となる方にご説明ができるか、教えて差し上げる事ができるか。

これから「飼い主になるんです」。犬や猫は人も選べず、住む場所も食べる物も何もかもが「飼い主」にかかってきます。どうか、今の決意、これからの責任を忘れず、うちの子たちと幸せに、暮らしてください。

簡単に書けばこんな拙くなりますが、想いは深いですよ。私たちは。飼い主さんとお子たちへ。

どうしたらいいんですか?と、うちに迷い込まれてよかったよね・・・と後で、店長やはまださんと話をしたりする方もいました。

ですが、一生懸命がんばってらっしゃいます。本当にひとつひとつ努力されています。そんな飼い主さんの子になれた子たちは、みるみる同じように変わってきます。

そして、またファミリーになってくださっています。

もうほんとに、予約制で2時間「飼育説明してます♪」と時給分はもらって、話をしましょうか、あたし暇だし(笑)立ち話じゃなんですしねぇ~(笑)

もうこの時点で飼い主になっているんだなぁ・・・

でも、うちのスタッフも、自分の犬がまだ死んでないんですよね。伏した事もない。

最近思うんです。

極端かもしれませんが、ともに立派に生き、立派に死なせる。長い短いは関係なく、いつだれがなんどきですもの。

やっぱり、飼い犬、飼い猫を、美夢ママの言葉をお借りすると「天へお返しすることができたら」

本当のその子の飼い主になったってことでしょうかね。

 

今日、るんるんっこの、フレンチブルの女の子、ななちゃんのママと話してて、なんとなくそう思ったんです。

つい半年前の私と話をしていたようで。

ななちゃんも、うちのぴあのと同じ、「悪性リンパ腫」を発病しました。ななちゃんは7歳、ぴあのは8歳です。

ずーーーーーーーーーーーっと、一緒に歩んできた、ななちゃんファミリーです。

その話を聞いた時は、絶句に近かったですが、ななちゃんがきのした先生の所の初診を受けている日が、ぴあのの抗がん剤の日でかぶったので、予約の時間より早めに行きました。

ちょうど、半年前私が受けた説明が終わったところで、号泣して出てこられました。一緒に行ってくれていたはまださんが、ななちゃんママの肩を支えていました。

私は、行く前に決して泣かない。泣かない事。を決意して

ななちゃんには、抗がん剤の延命を受けて欲しいという気持ちを伝えよう、ぴあのの話もしようと車を走らせてました。

ぴあのの事はいつもよくご存じで、小さい時から、ぴあのも相棒のはなびも大変可愛がってくださっていたので、私も、そしてななちゃんママもお互いに驚愕だったと思います。

駐車場では立ち話で、ママもかなり動転してて、安全運転で帰って!と言ったのに、案の定駐車場の縁石に乗るし(^_^;)

でも、その時に伝えたかった、何度も言ったのは

「ぴあのとななちゃんには、抗がん剤という切り札がある」

ぴあのはどんぴしゃで効いた。効かない子は効かないし、たくさんの制限もあるし、一筋縄でいくはずもない。もちろん高額医療に入ると思う。

ぴあのは、UW-25 25週に渡って投薬するプロトコル、ラスト2本になりました。

ラスト2本。

きのした先生も、ぴあのがここまで来るとは思ってなかったと思います。何度も、緩める方向性も示唆されていましたから。でも、もう私のあきらめの悪さに気が付いてくださったでしょうし(笑)

でも、あともうすぐで終わりを迎えられるのは、きのした先生のおかげです。もう本当にどう感謝をお伝えしていいか分からないくらいになると思います。本当に素晴らしい人間性を持たれた先生です。

ぴあのは、ラスト2本をがんばったら、あとはもう、ガン細胞がまた暴れだす再発まで

生き

見事に死ぬ

私は生きるぴあの、死ぬぴあの、どっちもバックアップ。

彼女は今、副作用に耐えながら、そして副作用を抜け出し、それで生きている事がバラ色です(^-^)

ななちゃんママにお電話しました。はまださんが、ななちゃんち、電話してみた??と尋ねて来たし

そろそろ、あの次の日に抗がん剤打ってたら、副作用出る前だし、または最初は入院だから・・・

とか、電話をするタイミングをうかがっていたのです。

ちょうど今日は、良くご飯も食べ、投薬も終わり、明日退院が出来るという話で、よかったです(^_^)

ぴあのは最初は入退院入退院だったから、ななちゃん♪出だし好調だよ。

 

ななちゃんママ。2週間で死なれたらたまらんもんね。ありえんってか、意味が分からんっすよね。

これから、ぴあのもななも2人、がんばると思いますから、私たちも一緒にがんばりましょうね。

うちの子らには、がんばった先に「寛解期」がある。

副作用は見てるのもつらい、もう自分の無力さに地べたを這いつくばってしまう時もあります。

でも、抜けるから。必ず。そこで、ななちゃんが耐えきってくれれば。

ぴあのも耐えました。本当にここまでよくがんばったと思います。自分で言うのもなんですが、本当におりこうで、明るくて、優しくて、おもしろくて、心底良い子。

ななちゃんもそうです。だから、まだ生きれるのなら、一緒に生きましょう。私たちもです。

ガンで亡くした犬と猫は3頭います。

さつき、エール、かんな。3人とも、もうなすすべなし。

もうすぐ5月31日。かんなの1周忌です。でもまだかんなの足音がするんですよね(^_^;)

ただ弱り、苦しんで、衰弱していきました。みるみる痩せ、吐き、血便し、潰瘍が破裂し、膿み、もうこれ以上あるの?ってういくらい

かんなの最期は、キツいものでした。

でも、穏やかな日もありました。発病して1か月半、一度も良くなることはありませんでしたが、かんなは

一緒に看取った母に「かんちゃん、見事。すごかったね、よかったねかんちゃん。」と言ってもらっていました。

エールは、輸血犬がいないし、その前に開けても閉じるだけの結果になるだろう

さつきは、リンパ腫の浸潤が早すぎて、ショック死してしまったし

しかし、ぴあのとななちゃんには、きのした先生の抗がん剤が効く。まだ生きられる。

悪性リンパ腫には、抗がん剤が効く。これはよっちゃんの腎不全よりも、大きな切り札だと思っています。

高額医療には変わりはない。病気になりゃ金はかかる。

かけられないなら受けさせない。これも「飼い主」としての立派な事。

犬や猫は決められないし、飼い主以外に決める事はないのだから、飼い主最後の努め。いろんな考えあって当然。人の犬にはとやかく言えないし。

でも、ななちゃんママが決心してくれていてよかった。

だって、ぴあのが、あんな元気に戻ってたでしょ(^_^)ちょっとちいちゃくなってたかもだけど

そして、るんるんでななちゃんを飼ってよかったと言ってくださってありがとう。言葉が詰まりました。

 

そして、この子達と一緒にいる毎日を宝箱の中に、きれーいに詰めて行ってたら、たぶん

いっちばん最初に詰めたやつと、いっちばん最後に詰めたやつが

なんかキラキラしてそうな気がするんですよね。

たくさんの事を思いだすけど、でもサクッっと目に浮かぶのは、出会った時の目と旅立った時の目。

 

飼育をきちんとしていくってことは、元気で丈夫な子、明るく楽しい子に育ててくってことでもありますよ。

ゆっくりゆっくり。

パーフェクトベビー願望やめましょう(^_^)

許容範囲を広げてあげましょうよ。

まずは、何より「元気」であること。

健康である事や元気に過ごせている事は当たり前じゃない。

きちんと飼育しているという立派な証のひとつ。

おすわりが出来ないだの、物覚えが悪いだの、何かをかむだの、ちっちぇっすよ(笑)←すいませんこれうち。許容範囲広すぎ・・・

まぁ、ダメなものはダメですよ、ダメってしてくださいね(笑)

しつけも大切。

でも、今足元にいて、靴下とかスリッパとかひっぱったりしている、こんにゃろーめ~たち。

天にこれこそ感謝です。明日のことはわからないんだから。

今日も元気で過ごさせてくれてありがとうございます。

明日も

この子たちの事よろしくおねがいします。